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平成23年8月の改訂後、刑の一部執行猶予制度を導入するなどの刑法等の改正(平成25年法律49号。未施行・平成28年6月までに施行)、自動車運転による死傷事犯についての刑法等改正(平成25年法律86号。平成26年5月20日施行)が行われるなどし、裁判例等にも実務上参考になると思われるものが公刊物に掲載されるなどしている。そこで、今回の改訂に当たっては、同刑法等改正を盛り込むとともに主要な判例等についてもできるだけ触れるように心がけ、内容を最新のものにして利用者の便宜を図ることとした。自動車運転による死傷事犯についての刑法等改正に対応した最新の解説!条文が縦書きであることをふまえ、あえて縦書き形式で解説し項目の大小が理解しやすく、刑法の体系がわかる!総論・各論(1冊にまとまって大変便利)実務家による解説(実務に直結した最新の解説)事項索引(重要項目が検索しやすく、辞書のように使える)最新判例(980件以上を利用して解説)【本書の特色】
① 平成25年の改正で新設された自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律、その他不正指令電磁的記録に関する罪(コンピューターウィルスの作成・供用の処罰)、強制執行妨害の改正(封印等の命令・処分の無効、現状改変、不利益条件での譲渡・権利設定、暴行・脅迫、売却妨害、加重処罰規定等)、わいせつ物頒布の改正(電気通信の送信による頒布、有償頒布目的所持・保管)等に対応。② 刑法の「総論」と「各論」を一冊にまとめて解説。各論は、実務に役立つよう「実例」と「判例」中心の解説。「実例」を多数用いた解説は、現実感があり、とてもわかりやすい。③ それぞれの解説部分が有機的・立体的に結びついて理解できるように本文解説の全ての参照箇所に参照頁を掲載しているので、他罪との関係(公務執行妨害罪と威力業務妨害罪との関係)などがわかりやすい。多忙で時間に追われる実務家が、利用しやすいように随所に工夫を凝らした編集。④ 解説中の「難解難読用語」には、できるだけ「読みカナ」を付けた。⑤ 年月日別の「判例索引」を巻末に掲載。平成26年4月まで970件以上の判例を利用した実務家のための解説。⑥ 巻末の「事項索引」は詳細に作られており、重要項目が検索しやすく、昇任試験対策で辞書のように使える。⑦ 「事項索引」では、平成7年の口語化で用語が新しくなったものについて【旧】マークを付けて旧用語を表示したので、指定された本文の解説を参照すれば旧用語の意味がすぐわかる。旧条文の用語を知らない新しい読者が古い判例を調べる時に役立つ。⑧ 刑法以外の関連特別法についてもできるだけ解説した。例:私事性的画像記録提供等防止法・刑事収容施設法・組織的犯罪処罰法・通信傍受法・児童買春等処罰法・不正アクセス行為の禁止等に関する法律・麻薬特例法・暴力行為等処罰ニ関スル法律・軽犯罪法・警職法・信書便法・仲裁法・破産法・民事再生法・民事執行法・特定商取引に関する法律等その他多数。⑨ 条文が縦書きであることをふまえ、あえて縦書き形式で解説を行うことで項目の大小が掴みやすく、刑法の体系的な理解がしやすい。
【本書の内容】
〈総 論〉第1章 序説第1項 犯罪と刑法第2項 刑法理論1.客観主義と主観主義
2.応報刑か目的刑か3.刑罰の予防的機能(一般予防と特別予防)第3項 罪刑法定主義1.意義
2.沿革
3.内容第4項 刑法の適用範囲1.時間的適用範囲 2.地域的適用範囲 3.人的適用範囲
第2章 犯罪第1項 意義第2項 成立要件1.構成要件該当性 2.違法性 3.有責性(責任)第3項 処罰条件と処罰阻却事由
第3章 構成要件第1項 構成要件
第2項 構成要件要素第3項 行為の主体第4項 行為の客体第5項 行為の結果1.結果犯 2.結果と法益侵害 3.結果的加重犯4.即成犯・状態犯・継続犯 5.結合犯第6項 行 為(実行行為)1.実行行為 2.実行の着手 3.作為犯・不作為犯 4.間接正犯5.原因において自由な行為 6.不能犯第7項 因果関係1.条件説 2.原因説 3.相当因果関係説【実例】
第4章 違法性第1項 違法性1.違法性の本質 2.違法性阻却第2項 法令又は正当業務による行為1.法令による行為 2.正当業務による行為【実例】1(暴行を加えての現行犯人逮捕)【実例】2(学校体育時間中の罰の限界)第3項 正当防衛1.意義2.要件(①急迫不正の侵害 ②自己又は他人の権利の防衛 ③やむを得ずにした行為)3.効果 4.過剰防衛 5.誤想防衛 6.盗犯等防止法による特例【実例】1(警察官の行為に対する正当防衛その一)【実例】2(警察官の行為に対する正当防衛その二)【実例】3(侵害が予期された場合の急迫性)【実例】4(喧嘩と正当防衛)【実例】5(誤想過剰防衛行為)【実例】6(対物防衛)第4項 緊急避難1.意義2.要件(①現在の危難 ②自己又は他人の生命・身体・自由・財産についての避難行為 ③やむを得ずにした行為 ④避難行為より生じた害が避けようとした害の程度を超えないこと)3.効果 4.過剰避難 5.誤想避難 6.業務上の特別義務者第5項 被害者の承諾1.被害者の承諾と違法性 2.承諾の要件【実例】1(錯誤による承諾)【実例】2(形式的な承諾)第6項 推定的承諾第7項 自救行為(自力救済)1.意義 2.自力救済は許されるか3.要件(①不法な権利侵害 ②緊急性 ③権利保全目的 ③相当性 ④補充性 ④法益権衡性)4.効果第8項 労働争議行為第9項 安楽死第10項 可罰的違法性第11項 社会的相当行為第1項 責任の意義第2項 責任能力1.心神喪失者・心神耗弱者 2.いんあ者 3.刑事未成年第3項 故 意1.要約 2.故意の内容 3.犯罪事実の認識・認容4.確定的故意・未必の故意第4項 事実の錯誤1.意義 2.事実の錯誤の種類3.具体的事実の錯誤(①客体の錯誤 ②方法の錯誤 ③因果関係の錯誤)4.抽象的事実の錯誤(①異質な構成要件にまたがる錯誤のとき ②同質的で重なり合う構成要件間にまたがる錯誤のとき)第5項 違法性の意識第6項 法律の錯誤
【実例】1(法律の錯誤)【実例】2(法律の錯誤か事実の錯誤か)第7項 過 失1.過失犯の処罰 2.過失犯の成立要件 3.過失 4.注意義務違反5.許された危険 6.信頼の原則 7.予見可能性と危惧感8.認識のない過失と認識ある過失9.業務上の過失 10.重過失第8項 期待可能性1.意義 2.責任阻却事由 3.期待可能の標準【実例】(中毒緩和のための麻薬使用)
第6章 行為の段階第1項 陰謀(共謀)・予備・未遂・既遂1.陰謀(共謀) 2.予備 3.未遂 4.既遂第2項 未遂犯1.意義 2.実行の着手3.未遂の種類(①着手未遂と実行未遂 ②障害未遂と中止未遂)第3項 中止犯1.意義2.要件(①実行に着手すること ②「自己の意思によって」やめたこと ③犯罪を中止したこと)3.効果 4.共犯と中止犯第4項 その他1.自首 2.特別規定
第7章 共 犯第1項 共犯の概念1.共犯の意義 2.必要的共犯と任意的共犯 3.同時犯第2項 共同正犯1.意義 2.共同意思 3.共同実行 4.共謀共同正犯5.共同正犯の責任 6.共犯関係からの離脱【実例】1(見張り)【実例】2(承継的共同正犯)第3項 教唆犯1.意義 2.教唆 3.被教唆者の犯罪実行 4.教唆犯の処罰5.教唆の教唆(間接教唆) 6.拘留科料の教唆犯第4項 幇助犯(従犯)1.正犯と幇助 2.被幇助者の犯罪実行 3.従犯(幇助犯)の処罰 4.従犯の教唆等第5項 共犯と身分1.身分犯への加功 2.加功の効果 3.身分と刑の加重第6項 共犯の錯誤1.問題点2.考え方(①認識と結果との食い違いが同一構成要件内にあるとき「具体的事実の錯誤」の場合 ②認識と結果との食い違いが異なる構成要件間にまたがるとき「抽象的事実の錯誤」の場合)【実例】1〜2(共同正犯の間の錯誤その一〜二)【実例】3(教唆犯同士の錯誤)【実例】4(幇助犯の錯誤—見張り)
第8章 罪 数第1項 犯罪の個数第2項 一罪の範囲1.接続犯 2.包括一罪 3.結合犯 4.集合犯第3項 併合罪第4項 科刑上一罪1.観念的競合 2.牽連犯第5項 法条競合
第9章 刑 罰第1項 刑罰の種類1.生命刑 2.自由刑 3.財産刑 4.没収第2項 刑罰の適用第3項 刑罰の執行1.刑の執行猶予 2.未決勾留日数の本刑算入〈各 論〉第1編 個人的法益に対する罪第1部 生命・身体に対する罪
第1章 殺人の罪第1項 殺人罪1.人 2.殺人行為 3.処罰【実例】1(ひき逃げ)【実例】2(未必の殺意)【実例】3(誤射による過失致死と殺人)第2項 尊属殺人罪1.憲法違反で無効の規定第3項 殺人予備罪1.予備 2.処罰 3.特別法第4項 自殺教唆罪・自殺幇助罪・嘱託殺罪・承諾殺罪1.自殺 2.自殺教唆 3.自殺幇助 4.同意殺人 5.安楽死6.未遂
第2章 傷害の罪第1項 傷害罪1.傷害 2.傷害の方法 3.故意 4.特別法【実例】(自動車を発進させる方法での傷害)第2項 傷害致死罪1.結果的加重犯 2.因果関係【実例】(性交の際に相手方の承諾の下に首を絞めて窒息死させた)第3項 現場助勢罪1.現場 2.助勢第4項 同時傷害罪1.共犯の例による 2.同時 3.傷害以外への適用【実例】第5項 暴行罪1.暴行を加える 2.故意 3.犯罪の性質による暴行概念の相違4.特別法との関係【実例】1(殴るぞと言ったあとで殴打した)【実例】2(殺すぞと言ったあとで首を絞めた)第6項 危険運転致死傷罪1.本条の趣旨等 2.アルコール又は薬物の影響3.正常な運転が困難な状態4.自動車5.人6.進行を制御することが困難な高速度で走行7.進行を制御する技能を有しない8.人又は車の通行を妨害する目的9.著しく接近10.重大な交通の危険を生じさせる速度11.赤色信号又はこれに相当する信号12.殊更に無視13.その他第7項 凶器準備集合罪・凶器準備結集罪1.凶器 2.準備 3.集合 4.集合させる 5.共同加害の目的 6.継続犯
第3章 過失傷害の罪(自動車運転過失致死傷罪に対応)第1項 過失傷害罪1.過失【実例】1(管理がずさんなため飼い犬が脱出し、幼児を噛んで怪我をさせた)【実例】2(自転車を操縦中、脇見をしたため歩行者に衝突し負傷させた)第2項 過失致死罪1.致死 2.告訴不要第3項 業務上過失傷害罪・業務上過失致死罪・重過失傷害罪・重過失致死罪・自動車運転過失致死傷罪1.業務上 2.業務上必要な注意 3.重過失 4.処罰5.自動車運転過失致死傷(①自動車 ②運転上必要な注意)6.刑の裁量的免除(①対象となる罪 ②傷害が軽いとき ③情状により)7.加重類型【実例】1(信頼の原則)
第4章 堕胎の罪第1項 堕胎罪1.堕胎 2.母体保護法第2項 同意堕胎罪・同意堕胎致死(傷)罪1.行為者 2.同意第3項 業務上堕胎罪・業務上堕胎致死(傷)罪1.身分犯 2.主体の資格第4項 不同意堕胎罪1.同意と不同意 2.不同意第5項 不同意堕胎致死(傷)罪1.処罰
第5章 遺棄の罪第1項 遺棄罪1.客体 2.遺棄第2項 保護責任者遺棄罪1.主体 2.遺棄 3.生存に必要な保護【実例】(捨て子)第3項 遺棄致死(傷)罪・保護責任者遺棄致死(傷)罪1.結果的加重犯 2.処罰【実例】(轢き逃げと保護責任者遺棄)
第2部 自由及び生活の平穏を害する罪
第1章 逮捕監禁の罪第1項 逮捕罪・監禁罪1.客体 2.逮捕 3.監禁 4.逮捕・監禁と暴行・脅迫5.特別法第2項 逮捕致死(傷)罪・監禁致死(傷)罪1.死傷 2.処罰
第2章 脅迫の罪第1項 脅迫罪1.脅迫 2.害悪の内容 3.告知の方法 4.犯罪の性質による脅迫概念の相違5.特別法との関係【実例】1(取調べ警察官に対する脅迫)【実例】2(凶器を示した場合)第2項 強要罪1.脅迫・暴行 2.義務のないことを行わせる3.権利の行使を妨害する 4.未遂処罰5.特別法
第3章 略取及び誘拐の罪第1項 総説第2項 拐取罪(略取罪・誘拐罪)1.略取 2.誘拐 3.未成年者 4.処罰第3項 営利拐取罪・わいせつ拐取罪・結婚拐取罪1.客体 2.営利の目的 3.わいせつの目的4.結婚の目的 5.生命・身体加害の目的6.処罰第4項 身の代金拐取罪・拐取者身の代金取得罪・拐取者身の代金要求罪1.立法趣旨 2.目的3.近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者4.その財物を交付させる5.人を略取又は誘拐した者(拐取者)6.財物の交付(取得)・要求7.特別法第5項 所在国外移送目的拐取罪・人身売買罪等1.所在国外に移送 2.売買 3.特別法第6項 営利拐取等幇助目的被拐取者収受罪・営利目的被拐取者収受罪・収受者身の代金取得 罪等1.本条の罪の種別 2.幇助する 3.引渡し4.収受 5.輸送 6.蔵匿 7.隠避8.目的第7項 未遂1.適用範囲第8項 解放減軽1.立法趣旨 2.安全な場所に解放する 3.減軽第9項 身の代金拐取予備罪1.立法趣旨 2.予備 3.自首による減軽免除 4.特別法第10項 親告罪1.適用範囲 2.婚姻と告訴
第4章 住居を侵す罪第1項 総説第2項 住居侵入罪1.正当な理由がない2.住居3.邸宅4.建造物5.艦船6.人の看守する7.侵入する8.不退去9.未遂【実例】1(真意でない承諾があったとき)【実例】2(推定的承諾がないとき)【実例】3(居室もあるビルの階段通路)【実例】4(東京タワーへの立ち入り)
第5章 秘密を侵す罪第1項 信書開封罪1.封をする 2.開封 3.特別法 4.処罰第2項 秘密漏示罪1.秘密 2.漏示 3.処罰 4.特別法第3部 名誉及び信用に対する罪
第1章 名誉に対する罪第1項 名誉毀損罪・死者名誉毀損罪1.名誉 2.公然 3.事実の摘示 4.名誉の毀損 5.処罰【実例】1(公然性)【実例】2(事実の摘示)第2項 公共的事実に関する名誉毀損(真実の証明による不処罰)1.立法趣旨 2.公共の利害に関する事実 3.真実の証明4.真実であることの錯誤第3項 侮辱罪1.侮辱 2.被害主体 3.処罰【実例】(壁新聞)第1項 信用毀損罪・業務妨害罪1.手段 2.結果 3.虚偽の風説の流布4.偽計を用いる5.信用の毀損6.業務の妨害7.特別法第2項 威力業務妨害罪1.威力を用いる(①地位、権勢を利用したもの ②業務執行行為自体に実力行使を加えたもの ③犯人の生命、身体に危害の及ぶおそれのある状態を作出したもの ④物の奪取、抑留によるもの ⑤怒号するなどして混乱させたもの ⑥物理的方法によるもの)2.業務妨害3.特別法第3項 電子計算機損壊等業務妨害罪1.趣旨2.人の業務に使用する電子計算機3.その用に供する電磁的記録4.損壊5.虚偽の情報若しくは不正な指令を与え6.その他の方法7.使用目的に沿うべき動作をさせず8.使用目的に反する動作をさせる9.業務を妨害10.その他11.未遂処罰第4部 財産に対する罪
第1章 財産犯総説第1項 財産犯第2項 各罪の特色1.窃盗 2.強盗 3.詐欺 4.恐喝 5.横領6.背任7.賍物(贓物)の罪(盗品等に関する罪)8.毀棄・隠匿第3項 各罪の類別1.財物罪と利得罪 2.奪取罪と非奪取罪3.領得罪と非領得罪第4項 財物1.意味2.財物と有体物3.財物と財産的価値4.動産・不動産5.財物と禁制品第5項 財産上の利益
第2章 窃盗の罪(罰金刑に対応)第1項 窃盗罪1.他人の財物2.窃取する3.不法領得の意思4.未遂5.処罰6.親族間の犯罪に関する特例7.特別法【実例】1(置き忘れた財布)【実例】2(死者の占有)【実例】3(裁判所の仮処分で執行官の保管となっていた自己所有森林の無断伐採)【実例】4(使用窃盗)【実例】5(窃取既遂)第2項 不動産侵奪罪1.他人の不動産2.侵奪3.処罰
第3章 強盗の罪第1項 強盗罪1.暴行・脅迫2.強取3.財産上不法の利益を得た4.処罰5.特別法【実例】1〜2(暴行・脅迫の程度)【実例】3(ひったくり強盗)【実例】4(相手の畏怖状態に乗じた奪取)【実例】5(暴行と財物奪取との因果関係)【実例】6(居直り強盗)第2項 強盗予備罪1.強盗の予備2.罪数【実例】(準強盗をする目的での予備)第3項 事後強盗罪(「準強盗罪」)1.趣旨2.窃盗3.暴行・脅迫4.目的【実例】1(逮捕を免れる暴行)【実例】2(窃盗の機会、警察官に対する暴行・脅迫)第4項 昏酔強盗罪(「昏睡盗罪」)1.昏酔させる2.強盗として論ずる第5項 強盗致傷罪・強盗致死罪・強盗殺人罪1.強盗2.人3.死傷の結果4.故意5.未遂【実例】1〜2(強盗の機会)【実例】3(全く無関係の人を殺してしまった場合)【実例】4(事後強盗犯の犯した殺傷行為)【実例】5(強殺と財物奪取との関係)【実例】6(財産上不法の利益)第6項 強盗強姦罪・強盗強姦致死罪1.強盗2.強姦3.よって4.死亡させる5.未遂【実例】1(事後強盗と本条との関係)【実例】2(共犯のある場合)
第4章 詐欺及び恐喝の罪第1項 詐欺罪1.欺く2.財物・不法領得の意思3.交付させる4.財産上不法の利益5.1項と2項との関係6.処罰【実例】1〜3(処分行為その一〜その三)【実例】4(訴訟詐欺)【実例】5(国家的法益の場合)【実例】6(権利の行使)【実例】7(窃取した通帳による払戻し)第2項 電子計算機使用詐欺罪1.趣旨2.前条に規定するもののほか3.人の事務処理に使用する電子計算機4.虚偽の情報若しくは不正な指令を与え5.財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録6.財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録(後段)7.人の事務処理の用に供し8.財産上不法の利益を得9.その他(①着手時期 ②故意 ③親族相盗例 ④他罪との関係)第3項 準詐欺罪1.未成年者2.知慮浅薄3.心神耗弱4.乗じて5.他罪との関係等第4項 恐喝罪1.恐喝2.財物の交付3.財産上不法の利益4.処罰5.他罪との関係【実例】1(恐喝に当たる事例)【実例】2(暴力団員らの恐喝)【実例】3(虚偽事実の告知による恐喝)【実例】4(黙示の処分行為)【実例】5(債権取立と恐喝、権利の行使)
第5章 横領及び背任の罪第1項 総 説第2項 横領罪1.自己の占有する他人の物2.横領行為3.公務所より保管を命ぜられた物4.処罰【実例】(不動産の二重売買)第3項 業務上横領罪1.業務上の占有2.横領行為3.処罰第4項 遺失物横領罪1.占有を離れた他人の物2.横領行為第5項 背任罪1.他人のためにその事務を処理する者2.その任務に背く行為(背任行為)3.財産上の損害4.図利加害の目的5.背任と横領との区別6.処罰7.特別法
第6章 盗品等に関する罪第1項 賍物(贓物)1.財産犯(領得罪)によって取得された物である2.被害者が法律上追求することができなくなれば、賍物性を失う3.盗品等に関する罪(賍物罪)を処罰する趣旨第2項 盗品等無償譲受け罪・盗品等運搬罪・盗品等保管罪盗品等有償譲受け罪・盗品等処分あっせん罪1.無償譲受け2.運搬3.保管4.有償譲受け5.有償処分のあっせん6.故意犯(知情)第3項 親族間の犯罪の特例第4項 本犯の共犯と本罪との関係【実例】(窃盗本犯と共同で賍物を運搬した場合)
第7章 毀棄及び隠匿の罪第1項 公用文書毀棄罪・公電磁的記録毀棄罪1.公務所の用に供する文書2.公務所の用に供する電磁的記録3.毀棄【実例】1(弁解録取書を丸めて捨てた)【実例】2(署名押印のない交通切符の引き裂き)第2項 私用文書毀棄罪・私電磁的記録毀棄罪1.権利又は義務に関する文書2.他人の文書3.権利又は義務に関する電磁的記録4.他人の電磁的記録5.毀棄6.処罰【実例】(他人の有価証券の隠匿)第3項 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死罪・建造物等損壊致傷罪1.建造物2.艦船3.損壊4.致死傷5.処罰6.特別法【実例】(ビルの美観を害したビラ貼り)第4項 器物損壊罪(「毀棄罪」)1.前3条に規定するもののほか2.損壊3.傷害4.処罰5.特別法第5項 境界毀損罪1.境界標2.境界3.処罰第6項 信書隠匿罪1.他人の信書2.隠匿3.処罰4.特別法第2編 社会的法益に対する罪第1部 公共の平穏を害する罪
第1章 騒乱の罪第1項 騒乱首謀罪・騒乱指揮罪・騒乱助勢罪・騒乱付和随行罪1.多衆2.集合3.共同意思4.暴行・脅迫5.首謀者6.指揮7.率先して勢いを助け8.付和随行第2項 多衆不解散首謀罪・多衆不解散罪1.不解散2.当該公務員3.3回以上4.首謀者
第2章 放火及び失火の罪第1項 現住建造物等放火罪1. 放火2.焼損3.建造物等4.現に人が住居に使用する5.現に人がいる6.処罰7.特別法【実例】1(居住者殺害後の放火)【実例】2(住宅に近接する物置への放火)【実例】3(駅ビルの一部であるコンクリート造り交番への放火)第2項 非現住建造物等放火罪・自己所有非現住建造物等放火罪1.非現住建造物等放火2.人の住居に使用せず3.自己の所有物4.公共の危険を生じなかったとき5.罰しない6.処罰【実例】(不作為の放火)第3項 建造物等以外放火罪・自己所有建造物等以外放火罪1.以外の物2.よって公共の危険を生じさせた3.自己の物4.特別法【実例】1(ごみ入り紙袋への放火)【実例】2(不燃建築材の建物への放火)第4項 建造物等延焼罪・建造物等以外延焼罪
1.本条の趣旨2.延焼第5項 消火妨害罪1.火災の際 2.消火用の物 3.隠匿、損壊、その他の方法4.特別法第6項 建造物等失火罪・自己所有非現住建造物等失火罪1.失火により2.公共の危険 3.特別法第7項 激発物破裂罪・過失激発物破裂罪1.激発すべき物2.損壊3.放火の例による4.失火の例による【実例】(ガス自殺目的のガス爆発)第8項 業務上失火(業務上過失激発物破裂)罪・重過失失火(重過失激発物破裂)罪1.加重的構成要件2.業務上必要な注意3.重大な過失4.他罪【実例】(サウナ風呂製作上耐火性に不備があった失火事件)第9項 ガス等漏出罪・ガス等漏出致死罪・ガス等漏出致傷罪1.危険の対象2.故意犯3.致死傷
第3章 出水及び水利に関する罪第1項 現住建造物等浸害罪1.出水させる 2.浸害する第2項 建造物等以外浸害罪1.前条に規定する物以外の物2.自己の物3.前項の例による第3項 水防妨害罪1.水害の際2.水防3.特別法第4項 過失建造物等浸害罪・過失建造物等以外浸害罪1.過失による出水2.他罪との関係第5項 水利妨害罪1.水利2.出水3.特別法
第4章 往来を妨害する罪第1項 往来妨害罪・往来妨害致死罪・往来妨害致傷罪1.陸路2.水路3.橋4.損壊5.閉塞6.往来の妨害7.致死傷8.傷害の罪との比較9.処罰10. 特別法第2項 電汽車往来危険罪・艦船往来危険罪1.趣旨2.客体3.行為4.既遂5.特別法第3項 電汽車転覆罪・艦船転覆罪・電汽車転覆致死罪等1.現に人がいる2.転覆3.沈没4.破壊5.致死6.処罰7.特別法第4項 電汽車往来危険転覆罪・艦船往来危険転覆罪等1.結果的加重犯2.致死第5項 過失往来妨害罪・業務上過失往来妨害罪1.往来の危険2.転覆・沈没・破壊3.過失により4.業務に従事する者5.致死傷【実例】(自動車の酒酔い運転と鉄道線路上への自動車の放置)
第5章 あへん煙に関する罪第1項 あへん煙輸入罪等1.あへん煙2.輸入3.製造4.販売5. 所持6.処罰第2項 あへん煙吸食器具輸入罪等1.吸食器具2.処罰第3項 税関職員あへん煙等輸入罪1.税関職員2.輸入を許す3.処罰第4項 あへん煙吸食罪・あへん煙吸食場所提供罪1.吸食2.場所提供3.利益を図る4.処罰第5項 あへん煙等所持罪1.所持
第6章 飲料水に関する罪第1項 浄水汚染罪1.人の飲料に供する2.浄水3.汚染4.使用不能第2項 水道汚染罪1.水道2.公衆の飲料用浄水3.水源第3項 浄水毒物混入罪1.毒物その他人の健康を害すべき物第4項 浄水汚染致死罪・水道汚染致死罪等1.致死傷2.処罰第5項 水道毒物混入罪・水道毒物混入致死罪1.混入2.致死第6項 水道損壊罪1.水道2.特別法第2部 公共の信用を害する罪
第1章 通貨偽造の罪第1項 通貨偽造罪・通貨変造罪・偽造通貨行使罪等1.通用する2.貨幣3.紙幣4.銀行券5.偽造6.行使の目的7.変造8.行使9.交付10.輸入11.処罰【実例】(千円札の変造)第2項 外国通貨偽造罪・外国通貨変造罪・偽造外国通貨行使罪等1.日本国内に流通する2.外国の貨幣等3.処罰第3項 偽(変)造通貨収得罪1.収得第4項 偽(変)造通貨収得後知情行使罪等1.収得後の知情2.額面価格3.二千円以下第5項 通貨偽(変)造準備罪1.器械2.原料3.準備
第2章 文書偽造の罪第1項 保護法益第2項 文書の意義1.意識内容の表示2.永続性3.表示内容4.作成名義5.写真コピーの文書性第3項 偽 造1.意義2.当該文書の作成・限のないこと3.代理資格の冒用4.代理・限を超えた場合5.偽造の方法6.偽造の成立7.偽造の処罰第4項 変 造1.意義2.態様3.偽造との区別第5項 行 使1.意義2.偽造との関係第6項 電磁的記録第7項 詔書偽(変)造罪1.御璽2.国璽3.御名4.詔書5.その他の文書第8項 有印公文書偽(変)造罪・無印公文書偽(変)造罪1.本条の構成2.公文書3.印章と署名4.偽造・変造5.公印偽造罪・公印不正使用罪との関係【実例】1(実在しない公務所名義の文書)【実例】2(不動産登記簿の偽造とその謄本の申請)第9項 虚偽有印公文書作成罪・虚偽無印公文書作成罪1.犯罪の主体2.行為3.処罰【実例】(情を知らない上司の利用)第10項 公正証書原本不実記載罪・免状等不実記載罪・電磁的公正証書原本不実記録罪1.権利若しくは義務に関する公正証書の原本2.公正証書の原本として用いられる電磁的記録3.虚偽の申立4.不実5.行為6.免状・鑑札・旅券7.未遂【実例】1(他人の名前を使った運転免許の取得)【実例】2(コンピューター・システムを利用した「自動車登録ファイル」登録名義の承諾の効果)第11項 偽造有印公文書行使罪・不実記載公正証書原本行使罪等1.行使2.供用3.未遂【実例】1(偽造の自動車運転免許証の車内携帯)【実例】2(有効期限の切れている偽造免許証の呈示)第12項 有印私文書偽造(変造)罪・無印私文書偽造(変造)罪1.本条の構成2.権利、義務に関する文書3.事実証明に関する文書4.偽造・変造5.有印私文書偽造6.無印私文書【実例】(交通切符の違反者供述書欄の私文書偽造)第13項 虚偽診断書等作成罪1.行為2.診断書・検案書・死亡証書第14項 偽造有印私文書行使罪・虚偽診断書等行使罪等1.行使2.処罰3.未遂第15項 私(公)電磁的記録不正作出罪・不正作出私(公)電磁的記録供用罪等1.人の事務処理を誤らせる目的2.その事務処理の用に供する3.権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録4.不正に作り5.公務所又は公務員により作られるべき電磁的記録6.人の事務処理の用に供し7.未遂8.その他
第3章 有価証券偽造の罪第1項 総 説第2項 有価証券偽造罪・有価証券変造罪・有価証券虚偽記入罪1.偽造2.変造3.虚偽の記入【実例】(虚無人名義の約束手形)第3項 偽造有価証券行使罪・変造有価証券行使罪・虚偽記入有価証券行使罪1.趣旨2.行使・交付・輸入3.処罰第4項 支払用カード電磁的記録不正作出罪等1.本条の趣旨 2.人の財産上の事務処理を誤らせる目的3.その事務処理の用に供する電磁的記録4.クレジットカードその他の代金又は料金の支払用のカード5.構成するもの(電磁的記録)6.不正に作る7.預貯金の引出用カード8.用に供する9.電磁的記録をその構成部分とするカード10.譲渡し、貸渡し11.輸入12.その他第5項 不正電磁的記録カード所持罪1.本条の趣旨2.客体3.所持第6項 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪1.本条の趣旨2.目的3.電磁的記録の情報4.取得5.情を知って6.提供7.保管8.器械又は原料9.準備第7項 未遂罪
第4章 印章偽造の罪第1項 総 説第2項 御璽等偽造罪・御璽等不正使用罪・偽造御璽等使用罪1.行為2.処罰第3項 公印偽造罪・公印不正使用罪・偽造公印使用罪1.行為2.印章・署名3.偽造4.不正使用5.偽造印章・署名の使用 6.処罰【実例】(警察官の肩書付き名刺の作成・使用)第4項 公記号偽造罪・公記号不正使用罪・偽造公記号使用罪1.公務所の記号2.行為3.処罰第5項 私印偽造罪・私印不正使用罪・偽造私印使用罪1.他人の印章・署名2.偽造3.不正使用4.使用5.処罰
第4章の2 不正指令電磁的記録に関する罪第1項 不正指令電磁的記録作成罪等1.立法趣旨2.正当な理由がないのに3.人の電子計算機における実行の用に供する4.その意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令5.不正な指令を記述した電磁的記録、その他の記録6.作成・提供7.供用・未遂第2項 不正指令電磁的記録取得罪等1.正当な理由がないのに2.前条第1項の目的3.取得・保管第3部 風俗を害する罪
第1章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪第1項 総 説第2項 公然わいせつ罪1.公然2.わいせつな行為第3項 わいせつ文書等頒布罪・同販売罪・同陳列罪・同所持罪1.わいせつ物2.頒布3.電気通信の送信による頒布4.公然陳列5.有償頒布目的所持・保管6.特別法【実例】1(性器の部分を塗りつぶしたポルノ写真)【実例】2(英語のポルノ小説)【実例】3(ポルノ映画フィルムの貸主の責任)【実例】4(サイバーポルノ)【実例】5(同じ程度のわいせつ物が市販されていることと犯罪の成否)第4項 強制わいせつ罪1.本条の趣旨2.暴行・脅迫3.わいせつな行為4.処罰【実例】(接吻はわいせつ行為か)第5項 強姦罪1.暴行・脅迫2.姦淫する3.未遂4.処罰【実例】(自動車に引きずり込む行為と強姦の着手)第6項 準強制わいせつ罪・準強姦罪1.行為2.心神喪失・抗拒不能【実例】1(覚せい罪を注射した事例)【実例】2(治療行為を装った姦淫)第7項 集団強姦罪1.行為2.2人以上の者が現場において共同して犯した第8項 強制わいせつ致死(傷)罪・強姦致死(傷)罪等1.行為2.死傷の結果3.処罰【実例】(輪姦の際の致傷)第9項 淫行勧誘罪1.行為2.特別法第10項 重婚罪1.配偶者のある者2.重婚3.相手方となって婚姻した者
第2章 賭博及び富くじに関する罪第1項 総 説第2項 賭博罪1.偶然性2.賭博3.財物を賭けること4.一時の娯楽に供する物5.既遂6.特別法第3項 常習賭博罪・賭博開張等図利罪(賭博開張図利罪・博徒結合図利罪)1.常習賭博罪2.賭博開張図利罪3.博徒結合図利罪4.特別法【実例】(ギャンブル遊技機の設置)第4項 富くじ発売罪・同取次罪・同授受罪1.富くじ2.行為
第3章 礼拝所及び墳墓に関する罪第1項 礼拝所不敬罪・説教等妨害罪1.礼拝所に対する不敬な行為2.説教等の妨害第2項 墳墓発掘罪1.墳墓2.発掘第3項 死体遺棄罪・遺骨等遺棄罪・棺内・置物遺棄罪等1.死体2.死体等の損壊3.死体等の遺棄4.死体等の領得第4項 墳墓発掘死体遺棄罪・墳墓発掘遺骨等遺棄罪・墳墓発掘棺内・置物遺棄罪等1.結合犯2.墳墓発掘第5項 変死者密葬罪1.趣旨2.変死者3.検視4.葬る第3編 国家的法益に対する罪
第1章 公務の執行を妨害する罪第1項 公務執行妨害罪・職務強要罪1.保護法益2.公務3.公務員4.職務の執行5.執行するに当たり6.暴行・脅迫7.職務行為の適法性(①その行為が、その公務員の一般的(抽象的)権限の範囲内にあること ②具体的職務行為について法律上の要件を具備していること ③一定の方式や手続きが必 要な行為にあっては、それらを正しく踏んでいること)8.公務執行に対する認識9.職務強要10.特別法【実例】1(用便中に襲撃された派出所警察官)【実例】2(職務質問のため通行人の腕を掴まえた警察官)【実例】3(自動車の窓から手を入れてスイッチを切り運転を制止した警察官)【実例】4(エンプラ反対飯田橋事件)【実例】5(庁舎管理権に基づく排除行為に対する反撃)【実例】6(誤認逮捕された者の反撃)第2項 封印破棄罪1.封印2.差押の表示3.損壊4.命令・処分を無効にする5.故意6.その他第3項 強制執行妨害目的財産損壊等罪1.強制執行2.行為者3.譲渡の仮装4.債務負担の仮装5.現状改変6.不利益条件での譲渡・権利設定7.特別法第4項 強制執行行為妨害等罪1.立法趣旨2.偽計・威力3.強制執行の行為4.暴行・脅迫5.特別規定第5項 強制執行関係売却妨害罪1.立法趣旨2.売却3.その他4.特別規定第6項 加重封印等破棄罪等1.立法趣旨第7項 公契約関係競売等妨害罪1.公の競売・入札2.偽計・威力3.公正を害すべき行為4.公正な価格5.談合6.特別法
第2章 逃走の罪第1項 単純逃走罪1.裁判の執行により拘禁された既決の者2.裁判の執行により拘禁された未決の者3.逃走4.処罰第2項 加重逃走罪1.前条に規定する者2.勾引状の執行を受けた者3.拘禁場・拘束のための器具の損壊4.暴行・脅迫5.結合犯6.2人以上通謀して逃走7.処罰第3項 被拘禁者奪取罪1.法令により拘禁された者2.奪取3.処罰第4項 逃走援助罪・逃走援助暴行罪(「逃走幇助罪」等)1.逃走を容易にすべき行為2.前項の目的3.暴行・脅迫4.処罰第5項 看守者逃走援助罪(「看守者逃走幇助罪」)1.主体2.逃走させる3.処罰
第3章 犯人蔵匿証拠隠滅の罪第1項 犯人蔵匿罪・犯人隠避罪1.罰金以上の刑に当たる罪2.罪を犯した者3.拘禁中に逃走した者4.蔵匿する5. 隠避させる6.故意7.犯人自身の行為8.処罰第2項 証拠隠滅罪1.他人の刑事事件2.証拠3.隠滅する4.偽造する5.変造する6.使用する7.処罰第3項 証人威迫罪1.刑事事件2.捜査審判に必要な知識3.知識を有すると認められる者4.行為5.故意6.特別法
第4章 偽証の罪第1項 偽証罪1.宣誓した証人2.虚偽の陳述3.本人の偽証教唆4.自白の特例5.特別法第2項 虚偽鑑定罪・虚偽通訳罪・虚偽翻訳罪1.通訳人・翻訳人2.自白の特例
第5章 虚偽告訴の罪第1項 虚偽告訴罪1.人に2.刑事又は懲戒の処分3.目的4.申告5.虚偽6.処罰
第6章 汚職の罪第1項 公務員職権濫用罪1.職権を濫用2.公務員3.準起訴手続第2項 特別公務員職権濫用罪1.警察の職務を行う者2.補助者3.逮捕・監禁第3項 特別公務員暴行陵虐罪1.暴行2.陵辱・加虐第4項 特別公務員職権濫用致死(傷)罪・特別公務員暴行陵虐致死(傷)罪1.処罰第5項 単純収賄罪・受託収賄罪・事前収賄罪1.賄賂罪2.賄賂3.公務員4.職務関連性5.単純収賄6.受託7.事前収賄8.特別法第6項 第三者供賄罪1.第三者供賄罪2.第三者第7項 加重収賄罪・事後収賄罪1.加重収賄2.事後収賄第8項 あっせん収賄罪1.あっせん2.報酬としての賄賂第9項 贈賄罪・あっせん贈賄罪1.賄賂を供与する2.賄賂供与の申込をする3.賄賂供与の約束をする第10項 賄賂の没収と追徴判例索引事項索引