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不正指令電磁的記録に関する罪の新設
強制執行妨害の改正
わいせつ物頒布の改正に対応した最新の解説!
総論・各論(1冊にまとまって大変便利)
実務家による解説(実務に役立つ最新の解説)
事項索引(重要項目が検索しやすく、辞書のように使える)
最新判例(930件以上を利用して解説)【本書の特色】
① 新設された不正指令電磁的記録に関する罪(コンピューターウィルスの作成・供用の処罰)、強制執行妨害の改正(封印等の命令・処分の無効、現状改変、不利益条件での譲渡・権利設定、暴行・脅迫、売却妨害、加重処罰規定等)、わいせつ物頒布の改正(電気通信の送信による頒布、有償頒布目的所持・保管)等の平成23年法改正に対応。
② 刑法の「総論」と「各論」を1冊にまとめて解説。各論は、実務に役立つよう「実例」と「判例」中心の解説。「実例」を多数用いた解説は、現実感があり、とてもわかりやすい。
③ それぞれの解説部分が有機的・立体的に結びついて理解できるように全ての参照箇所に参照頁を掲載。多忙で時間に追われる実務家が、利用しやすいように随所に工夫を凝らした編集を行っている。
④ 解説中の「難解難読用語」には、できるだけ「読みカナ」を付けた。
⑤ 年月日別の「判例索引」を巻末に掲載。平成22年9月まで930件以上の判例を利用した実務家のための解説。
⑥ 巻末の「事項索引」は詳細に作られており、重要項目が検索しやすく、昇任試験対策で辞書のように使える。
⑦ 「事項索引」では、平成7年の口語化で用語が新しくなったものについて【旧】マークを付けて旧用語を表示したので、指定された本文の解説を参照すれば旧用語の意味がすぐわかる。旧条文の用語を知らない新しい読者が古い判例を調べる時に役立つ。
⑧ 社会情勢を考慮し実務上重要な刑法以外の関連特別法についても解説した。
例:刑事収容施設法・組織的犯罪処罰法・通信傍受法・児童買春等処罰法・不正アクセス行為の禁止等に関する法律・破壊活動防止法・麻薬特例法・暴力行為等処罰ニ関スル法律・軽犯罪法・警職法・信書便法・仲裁法・破産法・民事再生法・民事執行法・特定商取引に関する法律等その他多数。
【本書の内容】
〈総 論〉
第1章 序説
第1項 犯罪と刑法
第2項 刑法理論
①客観主義と主観主義 ②応報刑か目的刑か ③刑罰の予防的機能
第3項 罪刑法定主義
①意義 ②沿革 ③内容
第4項 刑法の適用範囲
①時間的適用範囲 ②地域的適用範囲 ③人的適用範囲
第2章 犯罪
第1項 意義
第2項 成立要件
①構成要件該当性 ②違法性 ③有責性(責任)
第3項 処罰条件と処罰阻却事由
第3章 構成要件
第1項 構成要件
第2項 構成要件要素
第3項 行為の主体
第4項 行為の客体
第5項 行為の結果
①結果犯 ②結果と法益侵害 ③結果的加重犯 ④即成犯・状態犯・継続犯 ⑤結合犯
第6項 行 為(実行行為)
①実行行為 ②実行の着手 ③作為犯・不作為犯 ④間接正犯 ⑤原因において自由な行為
⑥不能犯
第7項 因果関係
①条件説 ②原因説 ③相当因果関係説
第4章 違法性
第1項 違法性
①違法性の本質 ②違法性阻却
第2項 法令又は正当業務による行為
①法令による行為 ②正当業務による行為
第3項 正当防衛
①意義 ②要件 ③効果 ④過剰防衛 ⑤誤想防衛 ⑥盗犯等防止法による特例
第4項 緊急避難
①意義 ②要件 ③効果 ④過剰避難 ⑤誤想避難 ⑥業務上の特別義務者
第5項 被害者の承諾
①被害者の承諾と違法性 ②承諾の要件
第6項 推定的承諾
第7項 自救行為(自力救済)
①意義 ②自力救済は許されるか ③要件 ④効果
第8項 労働争議行為
第9項 安楽死
第10項 可罰的違法性
第11項 社会的相当行為
第5章 責 任
第1項 責任の意義
第2項 責任能力
①心神喪失者・心神耗弱者 ②いんあ者 ③刑事未成年
第3項 故 意
①要約 ②故意の内容 ③犯罪事実の認識・認容 ④確定的故意・未必の故意
第4項 事実の錯誤
①意義 ②事実の錯誤の種類 ③具体的事実の錯誤 ④抽象的事実の錯誤
第5項 違法性の意識
第6項 法律の錯誤
第7項 過 失
①過失犯の処罰 ②過失犯の成立要件 ③過失 ④注意義務違反 ⑤許された危険
⑥信頼の原則 ⑦予見可能性と危惧感 ⑧認識のない過失と認識ある過失
⑨業務上の過失 ⑩重過失
第8項 期待可能性
①意義 ②責任阻却事由 ③期待可能の標準
第6章 行為の段階
第1項 陰謀(共謀)・予備・未遂・既遂
①陰謀(共謀) ②予備 ③未遂 ④既遂
第2項 未遂犯
①意義 ②実行の着手 ③未遂の種類
第3項 中止犯
①意義 ②要件 ③効果 ④共犯と中止犯
第4項 その他
①自首 ②特別規定
第7章 共 犯
第1項 共犯の概念
①共犯の意義 ②必要的共犯と任意的共犯 ③同時犯
第2項 共同正犯
①意義 ②共同意思 ③共同実行 ④共謀共同正犯 ⑤共同正犯の責任
⑥共犯関係からの離脱
第3項 教唆犯
①意義 ②教唆 ③被教唆者の犯罪実行 ④教唆犯の処罰
5 教唆の教唆(間接教唆) 6 拘留科料の教唆犯
第4項 幇助犯(従犯)
①正犯と幇助 ②被幇助者の犯罪実行 ③従犯(幇助犯)の処罰 ④従犯の教唆等
第5項 共犯と身分
①身分犯への加功 ②加功の効果 ③身分と刑の加重
第6項 共犯の錯誤
①問題点 ②考え方
第8章 罪 数
第1項 犯罪の個数
第2項 1罪の範囲
①接続犯 ②包括1罪 ③結合犯 ④集合犯
第3項 併合罪
第4項 科刑上1罪
①観念的競合 ②牽連犯
第5項 法条競合
第9章 刑 罰
第1項 刑罰の種類
①生命刑 ②自由刑 ③財産刑 ④没収
第2項 刑罰の適用
第3項 刑罰の執行
①刑の執行猶予 ②未決勾留日数の本刑算入
〈各 論〉
第1編 個人的法益に対する罪
第1部 生命・身体に対する罪
第1章 殺人の罪
第1項 殺人罪
①人 ②殺人行為 ③処罰
第2項 尊属殺人罪
①憲法違反で無効の規定
第3項 殺人予備罪
①予備 ②処罰 ③特別法
第4項 自殺教唆罪・自殺幇助罪・嘱託殺罪・承諾殺罪
①自殺 ②自殺教唆 ③自殺幇助 ④同意殺人 ⑤安楽死 ⑥未遂
第2章 傷害の罪
第1項 傷害罪
①傷害 ②傷害の方法 ③故意 ④特別法
第2項 傷害致死罪
①結果的加重犯 ②因果関係
第3項 現場助勢罪
①現場 ②助勢
第4項 同時傷害罪
①共犯の例による ②同時 ③傷害以外への適用
第5項 暴行罪
①暴行を加える ②故意 ③犯罪の性質による暴行概念の相違 ④特別法との関係
第6項 危険運転致死傷罪
①本条の趣旨等 ②アルコール又は薬物の影響 ③正常な運転が困難な状態
④自動車 ⑤人 ⑥進行を制御することが困難な高速度で走行
⑦進行を制御する技能を有しない ⑧人又は車の通行を妨害する目的
⑨著しく接近 ⑩重大な交通の危険を生じさせる速度
⑪赤色信号又はこれに相当する信号 ⑫殊更に無視 ⑬その他
第7項 凶器準備集合罪・凶器準備結集罪
①凶器 ②準備 ③集合 ④集合させる ⑤共同加害の目的 ⑥継続犯
第3章 過失傷害の罪(自動車運転過失致死傷罪に対応)
第1項 過失傷害罪
①過失
第2項 過失致死罪
①致死 ②告訴不要
第3項 業務上過失傷害罪・業務上過失致死罪・重過失傷害罪・重過失致死罪・自動車運転過失致死傷罪
①業務上 ②業務上必要な注意 ③重過失 ④処罰 ⑤自動車運転過失致死傷
⑥刑の裁量的免除
第4章 堕胎の罪
第1項 堕胎罪
①堕胎 ②母体保護法
第2項 同意堕胎罪・同意堕胎致死(傷)罪
①行為者 ②同意
第3項 業務上堕胎罪・業務上堕胎致死(傷)罪
①身分犯 ②主体の資格
第4項 不同意堕胎罪
①同意と不同意 ②不同意
第5項 不同意堕胎致死(傷)罪
①処罰
第5章 遺棄の罪
第1項 遺棄罪
①客体 ②遺棄
第2項 保護責任者遺棄罪
①主体 ②遺棄 ③生存に必要な保護
第3項 遺棄致死(傷)罪・保護責任者遺棄致死(傷)罪
①結果的加重犯 ②処罰第2部 自由及び生活の平穏を害する罪
第1章 逮捕監禁の罪
第1項 逮捕罪・監禁罪
①客体 ②逮捕 ③監禁 ④逮捕・監禁と暴行・脅迫 ⑤特別法
第2項 逮捕致死(傷)罪・監禁致死(傷)罪
①死傷 ②処罰
第2章 脅迫の罪
第1項 脅迫罪
①脅迫 ②害悪の内容 ③告知の方法 ④犯罪の性質による脅迫概念の相違
⑤特別法との関係
第2項 強要罪
①脅迫・暴行 ②義務のないことを行わせる ③権利の行使を妨害する ④未遂処罰
⑤特別法
第3章 略取及び誘拐の罪
第1項 総説
第2項 拐取罪(略取罪・誘拐罪)
①略取 ②誘拐 ③未成年者 ④処罰
第3項 営利拐取罪・わいせつ拐取罪・結婚拐取罪
①客体 ②営利の目的 ③わいせつの目的 ④結婚の目的 ⑤生命・身体加害の目的
⑥処罰
第4項 身の代金拐取罪・拐取者身の代金取得罪・拐取者身の代金要求罪
①立法趣旨 ②目的 ③近親者その他略取され又は誘拐された者の安否を憂慮する者
④その財物を交付させる ⑤人を略取又は誘拐した者(拐取者)
⑥財物の交付(取得)・要求 ⑦特別法
第5項 所在国外移送目的拐取罪・人身売買罪等
①所在国外に移送 ②売買 ③特別法
第6項 営利拐取等幇助目的被拐取者収受罪・営利目的被拐取者収受罪・収受者身の代金取得罪等
①本条の罪の種別 ②幇助する ③引渡し ④収受 ⑤輸送 ⑥蔵匿 ⑦隠避 ⑧目的
第7項 未遂
①適用範囲
第8項 解放減軽
①立法趣旨 ②安全な場所に解放する ③減軽
第9項 身の代金拐取予備罪
①立法趣旨 ②予備 ③自首による減軽免除 ④特別法
第10項 親告罪
①適用範囲 ②婚姻と告訴
第4章 住居を侵す罪
第1項 総説
第2項 住居侵入罪
①正当な理由がない ②住居 ③邸宅 ④建造物 ⑤艦船 ⑥人の看守する
⑦侵入する ⑧不退去 ⑨未遂
第5章 秘密を侵す罪
第1項 信書開封罪
①封をする ②開封 ③特別法 ④処罰
第2項 秘密漏示罪
①秘密 ②漏示 ③処罰 ④特別法第3部 名誉及び信用に対する罪
第1章 名誉に対する罪
第1項 名誉毀損罪・死者名誉毀損罪
①名誉 ②公然 ③事実の摘示 ④名誉の毀損 ⑤処罰
第2項 公共的事実に関する名誉毀損(真実の証明による不処罰)
①立法趣旨 ②公共の利害に関する事実 ③真実の証明 ④真実であることの錯誤
第3項 侮辱罪
①侮辱 ②被害主体 ③処罰
第2章 信用及び業務に対する罪
第1項 信用毀損罪・業務妨害罪
①手段 ②結果 ③虚偽の風説の流布 ④偽計を用いる ⑤信用の毀損 ⑥業務の妨害
⑦特別法
第2項 威力業務妨害罪
①威力を用いる ②業務妨害 ③特別法
第3項 電子計算機損壊等業務妨害罪
①趣旨 ②人の業務に使用する電子計算機 ③その用に供する電磁的記録 ④損壊
⑤ 虚偽の情報若しくは不正な指令を与え ⑥その他の方法
⑦使用目的に沿うべき動作をさせず ⑧使用目的に反する動作をさせる ⑨業務を妨害
⑩その他 ⑪未遂処罰第4部 財産に対する罪
第1章 財産犯総説
第1項 財産犯
第2項 各罪の特色
①窃盗 ②強盗 ③詐欺 ④恐喝 ⑤横領 ⑥背任 ⑦賍物(贓物)の罪(盗品等に関する罪) ⑧毀棄・隠匿
第3項 各罪の類別
①財物罪と利得罪 ②奪取罪と非奪取罪 ③領得罪と非領得罪
第4項 財物
①意味 ②財物と有体物 ③財物と財産的価値 ④動産・不動産 ⑤財物と禁制品
第5項 財産上の利益
第2章 窃盗の罪(罰金刑に対応)
第1項 窃盗罪
①他人の財物 ②窃取する ③不法領得の意思 ④未遂 ⑤処罰
⑥親族間の犯罪に関する特例 ⑦特別法
第2項 不動産侵奪罪
①他人の不動産 ②侵奪 ③処罰
第3章 強盗の罪
第1項 強盗罪
①暴行・脅迫 ②強取 ③財産上不法の利益を得た ④処罰 ⑤特別法
第2項 強盗予備罪
①強盗の予備 ②罪数
第3項 事後強盗罪(「準強盗罪」)
①趣旨 ②窃盗 ③暴行・脅迫 ④目的
第4項 昏酔強盗罪(「昏睡盗罪」)
①昏酔させる ②強盗として論ずる
第5項 強盗致傷罪・強盗致死罪・強盗殺人罪
①強盗 ②人 ③死傷の結果 ④故意 ⑤未遂
第6項 強盗強姦罪・強盗強姦致死罪
①強盗 ②強姦 ③よって ④死亡させる ⑤未遂
第4章 詐欺及び恐喝の罪
第1項 詐欺罪
①欺く ②財物・不法領得の意思 ③交付させる ④財産上不法の利益
⑤1項と2項との関係 ⑥処罰
第2項 電子計算機使用詐欺罪
①趣旨 ②前条に規定するもののほか ③人の事務処理に使用する電子計算機
④虚偽の情報若しくは不正な指令を与え
⑤財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録
⑥財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録(後段)
⑦人の事務処理の用に供し ⑧財産上不法の利益を得 ⑨その他
第3項 準詐欺罪
①未成年者 ②知慮浅薄 ③心神耗弱 ④乗じて ⑤他罪との関係等
第4項 恐喝罪
①恐喝 ②財物の交付 ③財産上不法の利益 ④処罰 ⑤他罪との関係
第5章 横領及び背任の罪
第1項 総 説
第2項 横領罪
①自己の占有する他人の物 ②横領行為 ③公務所より保管を命ぜられた物 ④処罰
第3項 業務上横領罪
①業務上の占有 ②横領行為 ③処罰
第4項 遺失物横領罪
①占有を離れた他人の物 ②横領行為
第5項 背任罪
①他人のためにその事務を処理する者 ②その任務に背く行為(背任行為)
③財産上の損害 ④図利加害の目的 ⑤背任と横領との区別 ⑥処罰 ⑦特別法
第6章 盗品等に関する罪
第1項 賍物(贓物)
①財産犯(領得罪)によって取得された物である
②被害者が法律上追求することができなくなれば、賍物性を失う
③盗品等に関する罪(賍物罪)を処罰する趣旨
第2項 盗品等無償譲受け罪・盗品等運搬罪・盗品等保管罪盗品等有償譲受け罪・盗品等処分あっせん罪
①無償譲受け ②運搬 ③保管 ④有償譲受け ⑤有償処分のあっせん
⑥故意犯(知情)
第3項 親族間の犯罪の特例
第4項 本犯の共犯と本罪との関係
第7章 毀棄及び隠匿の罪
第1項 公用文書毀棄罪・公電磁的記録毀棄罪
①公務所の用に供する文書 ②公務所の用に供する電磁的記録 ③毀棄
第2項 私用文書毀棄罪・私電磁的記録毀棄罪
①権利又は義務に関する文書 ②他人の文書 ③権利又は義務に関する電磁的記録
④他人の電磁的記録 ⑤毀棄 ⑥処罰
第3項 建造物等損壊罪・建造物等損壊致死罪・建造物等損壊致傷罪
①建造物 ②艦船 ③損壊 ④致死傷 ⑤処罰 ⑥特別法
第4項 器物損壊罪(「毀棄罪」)
①前3条に規定するもののほか ②損壊 ③傷害 ④処罰 ⑤特別法
第5項 境界毀損罪
①境界標 ②境界 ③処罰
第6項 信書隠匿罪
①他人の信書 ②隠匿 ③処罰 ④特別法第2編 社会的法益に対する罪
第1部 公共の平穏を害する罪
第1章 騒乱の罪
第1項 騒乱首謀罪・騒乱指揮罪・騒乱助勢罪・騒乱付和随行罪
①多衆 ②集合 ③共同意思 ④暴行・脅迫 ⑤首謀者 ⑥指揮 ⑦ 率先して勢いを助け
⑧付和随行
第2項 多衆不解散首謀罪・多衆不解散罪
①不解散 ②当該公務員 ③3回以上 ④首謀者
第2章 放火及び失火の罪
第1項 現住建造物等放火罪
① 放火 ②焼損 ③建造物等 ④現に人が住居に使用する ⑤現に人がいる ⑥処罰 ⑦特別法
第2項 非現住建造物等放火罪・自己所有非現住建造物等放火罪
①非現住建造物等放火 ②人の住居に使用せず ③自己の所有物 ④公共の危険を生じなかったとき
⑤罰しない ⑥処罰
第3項 建造物等以外放火罪・自己所有建造物等以外放火罪
①以外の物 ②よって公共の危険を生じさせた ③自己の物 ④特別法
第4項 建造物等延焼罪・建造物等以外延焼罪
①本条の趣旨 ②延焼
第5項 消火妨害罪
①火災の際 ②消火用の物 ③隠匿、損壊、その他の方法 ④特別法
第6項 建造物等失火罪・自己所有非現住建造物等失火罪
①失火により ②公共の危険 ③特別法
第7項 激発物破裂罪・過失激発物破裂罪
①激発すべき物 ②損壊 ③放火の例による ④失火の例による
第8項 業務上失火(業務上過失激発物破裂)罪・重過失失火(重過失激発物破裂)罪
①加重的構成要件 ②業務上必要な注意 ③重大な過失 ④他罪
第9項 ガス等漏出罪・ガス等漏出致死罪・ガス等漏出致傷罪
①危険の対象 ②故意犯 ③致死傷
第3章 出水及び水利に関する罪
第1項 現住建造物等浸害罪
①出水させる ②浸害する
第2項 建造物等以外浸害罪
①前条に規定する物以外の物 ②自己の物 ③前項の例による
第3項 水防妨害罪
①水害の際 ②水防 ③特別法
第4項 過失建造物等浸害罪・過失建造物等以外浸害罪
①過失による出水 ②他罪との関係
第5項 水利妨害罪
①水利 ②出水 ③特別法
第4章 往来を妨害する罪
第1項 往来妨害罪・往来妨害致死罪・往来妨害致傷罪
①陸路 ②水路 ③橋 ④損壊 ⑤閉塞 ⑥往来の妨害 ⑦致死傷 ⑧傷害の罪との比較 ⑨処罰
⑩ 特別法
第2項 電汽車往来危険罪・艦船往来危険罪
①趣旨 ②客体 ③行為 ④既遂 ⑤特別法
第3項 電汽車転覆罪・艦船転覆罪・電汽車転覆致死罪等
①現に人がいる ②転覆 ③沈没 ④破壊 ⑤致死 ⑥処罰 ⑦特別法
第4項 電汽車往来危険転覆罪・艦船往来危険転覆罪等
①結果的加重犯 ②致死
第5項 過失往来妨害罪・業務上過失往来妨害罪
①往来の危険 ②転覆・沈没・破壊 ③過失により ④業務に従事する者 ⑤致死傷
第5章 あへん煙に関する罪
第1項 あへん煙輸入罪等
①あへん煙 ②輸入 ③製造 ④販売 ⑤ 所持 ⑥処罰
第2項 あへん煙吸食器具輸入罪等
①吸食器具 ②処罰
第3項 税関職員あへん煙等輸入罪
①税関職員 ②輸入を許す ③処罰
第4項 あへん煙吸食罪・あへん煙吸食場所提供罪
①吸食 ②場所提供 ③利益を図る ④処罰
第5項 あへん煙等所持罪
①所持
第6章 飲料水に関する罪
第1項 浄水汚染罪
①人の飲料に供する ②浄水 ③汚染 ④使用不能
第2項 水道汚染罪
①水道 ②公衆の飲料用浄水 ③水源
第3項 浄水毒物混入罪
①毒物その他人の健康を害すべき物
第4項 浄水汚染致死罪・水道汚染致死罪等
①致死傷 ②処罰
第5項 水道毒物混入罪・水道毒物混入致死罪
①混入 ②致死
第6項 水道損壊罪
①水道 ②特別法第2部 公共の信用を害する罪
第1章 通貨偽造の罪
第1項 通貨偽造罪・通貨変造罪・偽造通貨行使罪等
①通用する ②貨幣 ③紙幣 ④銀行券 ⑤偽造 ⑥行使の目的 ⑦変造 ⑧行使 ⑨交付 ⑩輸入
⑪処罰
第2項 外国通貨偽造罪・外国通貨変造罪・偽造外国通貨行使罪等
①日本国内に流通する ②外国の貨幣等 ③処罰
第3項 偽(変)造通貨収得罪
①収得
第4項 偽(変)造通貨収得後知情行使罪等
①収得後の知情 ②額面価格 ③二千円以下
第5項 通貨偽(変)造準備罪
①器械 ②原料 ③準備
第2章 文書偽造の罪
第1項 保護法益
第2項 文書の意義
①意識内容の表示 ②永続性 ③表示内容 ④作成名義 ⑤写真コピーの文書性
第3項 偽 造
①意義 ②当該文書の作成・限のないこと ③代理資格の冒用 ④代理・限を超えた場合
⑤偽造の方法 ⑥偽造の成立 ⑦偽造の処罰
第4項 変 造
①意義 ②態様 ③偽造との区別
第5項 行 使
①意義 ②偽造との関係
第6項 電磁的記録
第7項 詔書偽(変)造罪
①御璽 ②国璽 ③御名 ④詔書 ⑤その他の文書
第8項 有印公文書偽(変)造罪・無印公文書偽(変)造罪
①本条の構成 ②公文書 ③印章と署名 ④偽造・変造 ⑤公印偽造罪・公印不正使用罪との関係
第9項 虚偽有印公文書作成罪・虚偽無印公文書作成罪
①犯罪の主体 ②行為 ③処罰
第10項 公正証書原本不実記載罪・免状等不実記載罪・電磁的公正証書原本不実記録罪
①権利若しくは義務に関する公正証書の原本 ②公正証書の原本として用いられる電磁的記録
③虚偽の申立 ④不実 ⑤行為 ⑥免状・鑑札・旅券 ⑦未遂
第11項 偽造有印公文書行使罪・不実記載公正証書原本行使罪等
①行使 ②供用 ③未遂
第12項 有印私文書偽造(変造)罪・無印私文書偽造(変造)罪
①本条の構成 ②権利、義務に関する文書 ③事実証明に関する文書 ④偽造・変造
⑤有印私文書偽造 ⑥無印私文書
第13項 虚偽診断書等作成罪
①行為 ②診断書・検案書・死亡証書
第14項 偽造有印私文書行使罪・虚偽診断書等行使罪等
①行使 ②処罰 ③未遂
第15項 私(公)電磁的記録不正作出罪・不正作出私(公)電磁的記録供用罪等
①人の事務処理を誤らせる目的 ②その事務処理の用に供する
③権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録 ④不正に作り
⑤公務所又は公務員により作られるべき電磁的記録 ⑥人の事務処理の用に供し ⑦未遂
⑧その他
第3章 有価証券偽造の罪
第1項 総 説
第2項 有価証券偽造罪・有価証券変造罪・有価証券虚偽記入罪
①偽造 ②変造 ③虚偽の記入
第3項 偽造有価証券行使罪・変造有価証券行使罪・虚偽記入有価証券行使罪
①趣旨 ②行使・交付・輸入 ③処罰
第4項 支払用カード電磁的記録不正作出罪等
①本条の趣旨 ②人の財産上の事務処理を誤らせる目的 ③その事務処理の用に供する電磁的記録
④クレジットカードその他の代金又は料金の支払用のカード ⑤構成するもの(電磁的記録)
⑥不正に作る ⑦預貯金の引出用カード ⑧用に供する ⑨電磁的記録をその構成部分とするカード
⑩譲渡し、貸渡し ⑪輸入 ⑫その他
第5項 不正電磁的記録カード所持罪
①本条の趣旨 ②客体 ③所持
第6項 支払用カード電磁的記録不正作出準備罪
①本条の趣旨 ②目的 ③電磁的記録の情報 ④取得 ⑤情を知って ⑥提供 ⑦保管
⑧器械又は原料 ⑨準備
第7項 未遂罪
第4章 印章偽造の罪
第1項 総 説
第2項 御璽等偽造罪・御璽等不正使用罪・偽造御璽等使用罪
①行為 ②処罰
第3項 公印偽造罪・公印不正使用罪・偽造公印使用罪
①行為 ②印章・署名 ③偽造 ④不正使用 ⑤偽造印章・署名の使用 ⑥処罰
第4項 公記号偽造罪・公記号不正使用罪・偽造公記号使用罪
①公務所の記号 ②行為 ③処罰
第5項 私印偽造罪・私印不正使用罪・偽造私印使用罪
①他人の印章・署名 ②偽造 ③不正使用 ④使用 ⑤処罰
第4章の2 不正指令電磁的記録に関する罪
第1項 不正指令電磁的記録作成罪等
①立法趣旨 ②正当な理由がないのに ③人の電子計算機における実行の用に供する
④その意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令
⑤不正な指令を記述した電磁的記録、その他の記録 ⑥作成・提供 ⑦供用・未遂
第2項 不正指令電磁的記録取得罪等
①正当な理由がないのに ②前条第1項の目的 ③取得・保管第3部 風俗を害する罪
第1章 わいせつ、姦淫及び重婚の罪
第1項 総 説
第2項 公然わいせつ罪
①公然 ②わいせつな行為
第3項 わいせつ文書等頒布罪・同販売罪・同陳列罪・同所持罪
①わいせつ物 ②頒布 ③電気通信の送信による頒布 ④公然陳列
⑤有償頒布目的所持・保管 ⑥特別法
第4項 強制わいせつ罪
①本条の趣旨 ②暴行・脅迫 ③わいせつな行為 ④処罰
第5項 強姦罪
①暴行・脅迫 ②姦淫する ③未遂 ④処罰
第6項 準強制わいせつ罪・準強姦罪
①行為 ②心神喪失・抗拒不能
第7項 集団強姦罪
①行為 ②2人以上の者が現場において共同して犯した
第8項 強制わいせつ致死(傷)罪・強姦致死(傷)罪等
①行為 ②死傷の結果 ③処罰
第9項 淫行勧誘罪
①行為 ②特別法
第10項 重婚罪
①配偶者のある者 ②重婚 ③相手方となって婚姻した者
第2章 賭博及び富くじに関する罪
第1項 総 説
第2項 賭博罪
①偶然性 ②賭博 ③財物を賭けること ④1時の娯楽に供する物 ⑤既遂 ⑥特別法
第3項 常習賭博罪・賭博開張等図利罪(賭博開張図利罪・博徒結合図利罪)
①常習賭博罪 ②賭博開張図利罪 ③博徒結合図利罪 ④特別法
第4項 富くじ発売罪・同取次罪・同授受罪
①富くじ ②行為
第3章 礼拝所及び墳墓に関する罪
第1項 礼拝所不敬罪・説教等妨害罪
①礼拝所に対する不敬な行為 ②説教等の妨害
第2項 墳墓発掘罪
①墳墓 ②発掘
第3項 死体遺棄罪・遺骨等遺棄罪・棺内・置物遺棄罪等
①死体 ②死体等の損壊 ③死体等の遺棄 ④死体等の領得
第4項 墳墓発掘死体遺棄罪・墳墓発掘遺骨等遺棄罪・墳墓発掘棺内・置物遺棄罪等
①結合犯 ②墳墓発掘
第5項 変死者密葬罪
①趣旨 ②変死者 ③検視 ④葬る第3編 国家的法益に対する罪
第1章 公務の執行を妨害する罪
第1項 公務執行妨害罪・職務強要罪
①保護法益 ②公務 ③公務員 ④職務の執行 ⑤執行するに当たり ⑥暴行・脅迫
⑦職務行為の適法性 ⑧公務執行に対する認識 ⑨職務強要 ⑩特別法
第2項 封印破棄罪
①封印 ②差押の表示 ③損壊 ④命令・処分を無効にする ⑤故意 ⑥その他
第3項 強制執行妨害目的財産損壊等罪
①強制執行 ②行為者 ③譲渡の仮装 ④債務負担の仮装 ⑤現状改変
⑥不利益条件での譲渡・権利設定 ⑦特別法
第4項 強制執行行為妨害等罪
①立法趣旨 ②偽計・威力 ③強制執行の行為 ④暴行・脅迫 ⑤特別規定
第5項 強制執行関係売却妨害罪
①立法趣旨 ②売却 ③その他 ④特別規定
第6項 加重封印等破棄罪等
①立法趣旨
第7項 公契約関係競売等妨害罪
①公の競売・入札 ②偽計・威力 ③公正を害すべき行為 ④公正な価格 ⑤談合 ⑥特別法
第2章 逃走の罪
第1項 単純逃走罪
①裁判の執行により拘禁された既決の者 ②裁判の執行により拘禁された未決の者
③逃走 ④処罰
第2項 加重逃走罪
①前条に規定する者 ②勾引状の執行を受けた者 ③拘禁場・拘束のための器具の損壊
④暴行・脅迫 ⑤結合犯 ⑥2人以上通謀して逃走 ⑦処罰
第3項 被拘禁者奪取罪
①法令により拘禁された者 ②奪取 ③処罰
第4項 逃走援助罪・逃走援助暴行罪(「逃走幇助罪」等)
①逃走を容易にすべき行為 ②前項の目的 ③暴行・脅迫 ④処罰
第5項 看守者逃走援助罪(「看守者逃走幇助罪」)
①主体 ②逃走させる ③処罰
第3章 犯人蔵匿証拠隠滅の罪
第1項 犯人・匿罪・犯人隠避罪
①罰金以上の刑に当たる罪 ②罪を犯した者 ③拘禁中に逃走した者 ④蔵匿する
⑤ 隠避させる ⑥故意 ⑦犯人自身の行為 ⑧処罰
第2項 証拠隠滅罪
①他人の刑事事件 ②証拠 ③隠滅する ④偽造する ⑤変造する ⑥使用する ⑦処罰
第3項 証人威迫罪
①刑事事件 ②捜査審判に必要な知識 ③知識を有すると認められる者 ④行為 ⑤故意
⑥特別法
第4章 偽証の罪
第1項 偽証罪
①宣誓した証人 ②虚偽の陳述 ③本人の偽証教唆 ④自白の特例 ⑤特別法
第2項 虚偽鑑定罪・虚偽通訳罪・虚偽翻訳罪
①通訳人・翻訳人 ②自白の特例
第5章 虚偽告訴の罪
第1項 虚偽告訴罪
①人に ②刑事又は懲戒の処分 ③目的 ④申告 ⑤虚偽 ⑥処罰
第6章 汚職の罪
第1項 公務員職・濫用罪
①職権を濫用 ②公務員 ③準起訴手続
第2項 特別公務員職権濫用罪
①警察の職務を行う者 ②補助者
第3項 特別公務員暴行陵虐罪
①暴行 ②陵辱・加虐
第4項 特別公務員職・濫用致死(傷)罪・特別公務員暴行陵虐致死(傷)罪
①処罰
第5項 単純収賄罪・受託収賄罪・事前収賄罪
①賄賂罪 ②賄賂 ③公務員 ④職務関連性 ⑤単純収賄 ⑥受託 ⑦事前収賄 ⑧特別法
第6項 第三者供賄罪
①第三者供賄罪 ②第三者
第7項 加重収賄罪・事後収賄罪
①加重収賄 ②事後収賄
第8項 あっせん収賄罪
①あっせん ②報酬としての賄賂
第9項 贈賄罪・あっせん贈賄罪
①賄賂を供与する ②賄賂供与の申込をする ③賄賂供与の約束をする
第10項 賄賂の没収と追徴
年月日別判例索引
事項索引